Tato Architects / Yo Shimada

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発明的な外部となげやりな内部

ある建築家のオープンハウスに
コンセプトは優れており、外部空間は発明的で気持ちよさそうなのだが、その気持ちよさそうな外部空間と断絶してしまっている内部空間の質には疑問が。構造に傾注しすぎた予算の配分に問題があるのか、内部空間はハウスメーカー風といってもよさそうな塗装風クロスにソフト幅木と既製品の内部建具。
ある程度割り切って仕上げているのは想像に難くないのだが、であるにしても、もう少し愛情のある扱い方ができなかったのだろうか。
やや唐突だがこんなのを思い出した。
APHEX TWINの名曲の萌えアニメソング風REMIX。アニメソングのテクノ風REMIXはよく見掛けるのだが、逆をやる発想はなかった。
例として適当なのかどうかは、わからなくなってきたが、ハウスメーカー風の意匠であっても愛情を持って扱えば何らかの面白さは獲得できそうな気がするのに、惜しいなぁ。

2009. 2. 19建築探訪

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