Tato Architects / Yo Shimada

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奥沢の家/国立の家

確認申請書に判子を一つもらう為に上京。
宅急便でやり取りできれば良いのだけれど、行政機関はそういうわけにはいかないらしい。
その為だけに上京では悔しいので現地で配置とレベルの確認もしてしまい、長坂常さんの「奥沢の家」のオープンハウスにお邪魔。
写真で見るよりもギャラリーでのインスタレーションのような雰囲気で、アーティストの友人がセルフリノベーションした家を思い出す。
写真で撮ると蛍光灯と白熱灯の色温度の違いが強調されて構成的な印象を受けるが、実際はもう少しざっくりとした状態で、細部の判断の積み重ねによるブリコラージュ的な空間。
少し塗装(というかエポキシ)に頼りすぎではと気になった。

その後ストレートデザインの国立の自邸のオープンハウスにもお邪魔。
開口部は全てかなりメンバーの細い鋼材を使ったほとんど家具的な作りで、薄いシングルガラスが嵌められており、どんどん開口部が重装備化する最近では、類を見ない透明感で、温熱環境面ではOMソーラーの亜種によるサポートがあるようだ。
半地下 地上2階のコンパクトな住宅で、こういった形式の住宅を実際に見るのは初めてなのでその有効性を再確認。
あれだけ基礎を掘ってもかなりローコストに抑えられることも確認できたので今後使うかも。

2009. 6. 23建築探訪

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