Tato Architects / Yo Shimada

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改正建築基準法のこと

実務を知らないとしか思えない無茶苦茶な建築基準法の改正が行われて4ヶ月
9月の住宅着工数は前年度比-44%
最近の建築関連の記事の見出しを少し追うだけでも
 9/25「補整・差し替え認めず」の姿勢崩す
 9/25 図面の書き方はまた変わった
 9/28 住宅着工激減で国交省が新統計
10/05改正建築基準法/自民党が改善を要請、冬柴国土交通大臣は見直しを否定
10/10運用ルールの改訂版公開
10/28改正建築基準法最大の問題点!? 大臣認定ソフトが未だに完成していない現実
と大混乱。
4ヶ月経ってやっと少し改正の見直しが行われたのですが、出す前に気付いておいて欲しいレベルの内容で、PSE法の騒動を思い出しました。
僕のところでも木造の建築確認は何とか進む様になりましたが、
殆ど無駄とも思える書類作成(上の見出しでも分かるように1週間前は要ると言われた書類が今週には不要になるということがあります。)は一体誰の為、何の為に作成しているのかという気分にさせられます。
混構造は当分通らないという話もあり、(建築界は今こんな定かでない情報ばかりです。。)
豊富町の住居はギリギリ滑り込みで通ったのだということに後で気付かされて驚愕しました。
というのも今回の法改正は当日まで何がどう変わるのか知らされず、猶予期間もなかったからなのですが。
今回の改正で最も負担の大きいのは構造設計者で、丁度改正前頃からお願いしている鉄骨住宅の設計は、構造設計者の手が一杯でなかなか構造図が上がってこず困り果てています。
この改正によって少しでも適正で良い建築が社会に提供出来るようになるのでれば良いのですが、そうは到底思えないのが悲しいところ。

2007. 11. 6雑感

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