バルコニーではベンチが変位して目隠しに
鏡に反射して大きなテーブルのように映る洗面台
書斎
桐板でくるまれた寝室
階段室に掛かった絵を眺めるための窓
回転窓は鏡に上階の景色を映し出すことができます
北野町の住居2
植栽やカーテンが整い緑の綺麗な時期に写真家に撮影してもらおうと考えています。
それまでは私の素人撮影で現況を報告しようかと。まず玄関廻り
サニタリーの鏡を介して北側の緑が室内に導かれる。
薪ストーブは先日、施主の友人である元シェフの手により火入れされ、無事稼働し始めました。
外構工事や手直し工事もおおかた終わり、落ち着いてきました。カーテンなど一部のインテリアをこれから打ち合わせして整えていく予定。
薪ストーブの背後の壁に点在しているのは植松 永次氏の陶芸による作品。
やっと足場が取れました。オープンハウス前々日に足場が取れるというのが、なかなか厳しいスケジュールを表しています。
手直し工事はおそらく間に合わない。
いくぶん粗の残った状態になるでしょうが、どうか御容赦下さい。
我々が北野町で設計・監理しておりました北野町の住居2について
外構工事を含め、いくつか工事を残しておりますが、内装工事が一段落しそうですので
クライアントのご厚意で内覧会を行うことにしました。
気持ちの良い季節になりましたので
散歩がてらお越し下さいませ。
日時:
10月19日(日)10:00-17:00
場所:
神戸市中央区北野町2丁目13
詳細はこちら
現場が遅れているおかげで、工期には間に合わないとされていた薪ストーブの製作が間に合いそうで、こちらはよい知らせ。
薪ストーブには鋳物の二次燃焼機構を持った効率の良い器具を選定しようとも考えましたが、必要とされている熱量も大きくなく、窓ガラスの近くに設置することも考えて建築家のオーダーストーブを数多く手掛けておられる山林舎に製作をお願い。ペットのようにつきあえる薪ストーブになればとデザインしました。
北野町の住居2は先日、関係者を集めての上棟式を行いました。
集まって下さったのは
鉄骨製作を担当した細川鉄工所
鉄骨建て方を担当した山口興業
全体を統括する大澤工務店
設備工事を担当する高山設備工業の面々。
本日のメインは以前内装に関わらせてもらったSALLOWで作ってもらった、建物をかたどったケーキ。
施主夫妻によるケーキ入刀。
担当の白須君。
中は上品なチョコレートシフォンケーキ。
ごちそうさまでした!
P.S.
前回の記事を見て質問をいただいたのですが、鉄骨は普通赤茶色の錆止めが塗られるのですが、露出する柱梁は白く塗られることもあり、グレーの錆止めを塗ってもらっています。現場の生々しい感じが払拭され、観光地でもある周辺へのインパクトも少なくて好ましい感じ。
特殊な仕様の為、手間の掛かっていた工事もやっと一段落、
建物の構造が粗方立ち上がりました。
地盤が軟弱で杭を打たなければいけなかったのですが、
搬入路の問題などもあり、基礎を省略して杭を直接基礎梁と接合しています。
杭は回転して入っていくタイプですので、建物の解体時には逆回転させて引き
抜き、再利用できます。
なるべく薄い床を作る為、角型鋼管を籠でも作るように
組み合わせて床を構成しています。レースのようで美しく、可能性のある構造。
いよいよ鉄骨の準備が出来たと言うことで構造設計者の大氏さんと工場検査へ。
木村博昭氏の鉄の教会を製作した鉄工所の仕事だけあって、丁寧で安心できる仕事。
杭の位置が施工上の理由で偏芯しており、それに直接とりつく予定のダイアフラム、変形した平面による変形したダイアフラム、ブレースの為のプレート等が複雑にとりつく柱は一つのオブジェのようだ。組んでみるとシンプルに見えるだろうが、この状態で見ると御苦労様と言いたくなる。
錆止め塗装をしてしまうのがもったいない位だ。
こちらは6.32°と微妙に傾いた柱。
今回の工務店は緑が丘の住居と同じく大澤工務店。
今回のPROJECTは随分と時間が掛かってしまったが、その課程でこうした意欲のある工務店と出会えたことは僥倖だった。
明日からはいよいよ建て方が始まる。
鉄骨の加工打ち合わせに工場へ。
工場では鉄骨の部品が急ピッチで製作中。
少々スケジュールが押しているのが気掛かりです。
端部ダイアフラム-複雑な形状ですいません。
細切れにされた梁。今回の住宅では搬入経路の問題でH125の柱とH100*200の梁で構成しているのですが、少し鼻白む程の細切れさですいません。
水平ブレース取付用プレート。レーザーカットされており端部は非常に美しい。
125角のH鋼は普段あまり使わない繊細な材料らしく、手間が掛かってしょうがないと文句を言われながらも、丁寧に作業をされている様子でほんとうにすいません。
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タト