Tato Architects / Yo Shimada

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ごちそうさまの一日


高名なフランス料理店のオーナーシェフ(残念ながら店は閉めてしまわれましたが)
の自邸を見学。ついでにお昼をご馳走になる。自邸はニッチ状の小スペースが集積して出来たような、とても親密な雰囲気。築20年とのことだが、とても愛されているようで素晴らしい佇まいを醸し出していた。
その後京都に出向いて中山英之氏のレクチャーに。予想外にお茶目な人柄でトリコになる。トーネットの14番のスライドを映しながら「凡庸すぎて、透明化しちゃって、見えない感じ」が好きだと言う話で、同意しつつも、おそらく世の建築家は同じ意図でウェグナーやアントチェアを選んでるのではないだろうか、と思ったり。
今計画中の住宅の床の厚さが、わずか50mmだとの話を聴いて確かに構造家と組むことによって見えてくる地平(何でこういう時って地平って言うんだろう?あと考えておこう)もあるんだろうと考えたり。
ついでに内装を設計させていただいた雨林舎に寄って食事をして、オミヤまで頂いて帰る。
ごちそうさま。

2004. 12. 4雑感

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