Tato Architects / Yo Shimada

Menu >

Blog

追悼

北野町の住居1、大手町の住居と、ここ最近の2作を作って下さっていた棟梁が亡くなったとのことで急遽打ち合わせを延期して葬儀に行ってきた。ここのところ体調がすぐれないとのことで、現場でお見掛けしなかったのだが以前からの病が悪化してのことだと言う。ずっとこれからも一緒に建物を作っていけると当然のように思っていたのに、突然のことで本当に、ただただ悲しい。日頃から現場で色々アドバイスをいただいて建物を作っていくようにしていたのだが、決して手を抜く為の(作りやすさからの)アドバイスはしない人で、ほとんど一人で現場に入られて黙々と作業されている姿が印象的だった。現場で作業される人達の真摯な努力や施主さん達の信頼に対して、僕は十分に応えられているだろうか。写真は大手町の住居の最後の工事の日のもの。珍しく仕事が早めに終わったので30分程話していただろうか。最後にお会いした日。たった1ヶ月前のこと。

2005. 5. 17大手町の住居

x Close