Tato Architects / Yo Shimada

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新興住宅地

新築の相談を受けたので、早速敷地を見に。長閑な田舎に拓ける新興住宅地の一角で、平らに造成された場所は建築条件付で販売されてメーカーハウスが立ち並び、周縁部の、敷地内に2m程度の段差がついた部分は建築条件が付かずに販売されいている。
今回の敷地はその段差のある部分。周辺はまだ住宅が建ち並んでいないので、敷地形状から廻りに建つ住宅の位置などを想定して(大体分かるものだ)建物の配置を決めていく。幸い敷地は住宅地としては結構な広さがあるので、配置次第でかなり良い住環境にすることが出来る筈だ。この瞬間は竣工/上棟に次ぐたのしい時間。
それにしても出来たての新興住宅地って不思議な感じだ。僕自身、こういう山を切り開いて作った新興住宅地の出身だが、こういう場の質ってかなり特殊なんじゃないか。もうしばらくすると住まい手が分泌したもので身体に馴染んでくるのだろうか。

2005. 7. 26豊富町の住居

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