Tato Architects / Yo Shimada

Menu >

Blog

書写山

姫路で進行中のプロジェクトの第1回打ち合わせ。
お宅に伺って家具などを採寸。案は無事気に入っていただけたようで、基本ラインを発展させることに。
少し時間が余ったので近所の書写山円教寺を見て廻る。ラストサムライのロケが行われたことで有名だが、土曜日だというのに林海学校の子供達が大勢居たくらいで、彼らが宿舎(境内にある)に帰った後は人影はまばらだった。
伽藍配置や閑散とした雰囲気などが素晴らしい。蔀戸の連なりと濡縁の関係が美しい食堂。前庭は建物に取り囲まれ日本ではあまり見かけない「広場」感がある。参道から見えてくるシークエンスと眺望の良い摩尼殿。懸造カッコイイ。
麓にある宮脇壇の美術工芸館。魚眼レンズを覗いたような立面が特徴的。宮脇氏の作を見るのは初めてだがさすがに色気がある。
少し時間を使いすぎたので急いで神戸に向かい、北野町の住居1のパーティーに。今回は「みなと神戸花火大会」を眺めるパーティーを催すとのことでのお誘い。美味い食事とワインを頂きながら花火鑑賞。贅沢だ。この日の為に増設したといっても過言ではないクーラーは効きすぎるくらい効いていた。竣工から約8ヶ月。大体の四季を経て、細かなバグ取り(気になる点の修正)も終わって空間が落ち着いてきた。

2005. 8. 6建築探訪

x Close