Tato Architects / Yo Shimada

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CASSINA-GRAF

仕事を早めに切り上げて心斎橋でアレッシのTEA&COFFEE TOWER展を見る。世界の建築家によるティーセットの提案。
写真はSANAAのもの。銀色のフルーツバスケットのように仕立て上げられたティーポットやシュガーポット。それぞれに反射を繰り返していてシャンデリアのようでもあり、単純に草間彌生的でもある。399万円。(高!)意外にも伊東豊雄の作品が最も良かった。丸い盆の上にひろげられた食器類のそれぞれにちょこんと小さな蛙がついているだけという、肩の力の抜けた感じが素敵。海外の建築家、それも新奇な形態を追い求める人たち、例えばザハやモーフォシスの作品は殆ど日本のオタク系の造形センスと繋がっている。村上隆でなくても、「日本のガレージキットを海外のアートシーンに持込んだらどんなことになるか?」と夢想するだろう。
その後 グラフmedia gmで神戸在住のタイ人漫画家ウイスット・ポンニミットの展覧会に。
うーん。グラフはいつも展示空間で面白い提案をしようと頑張っているのだが、いつも微妙な感じを覚えるのは、芸大時代に散々こういったチャレンジは見たからか。それでちょっと文化祭を思い出すからか。ポンニミットの絵はスキだけど。って感想は偉そうですか。そうですか。

2005. 8. 23展覧会・講演

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