Tato Architects / Yo Shimada

Menu >

Blog

籠池通の住居 中断

籠池通の住居は、かなり困難だった確認申請を終え、困難な見積調整を終え、実施図面を作成し終わったのですが発注者の事情で中断しています。
なかなか切ないが仕方ないことです。事情が改善することを期待しています。

幅3mの駐車場だった土地に建つ鉄骨4階建て単身者向け住宅。外観はほぼ正面からのみ見え、正面側はFRP平板下見板張り +網入ガラス+FRP平板のサンドイッチ。
ENTRANCE 狭小な敷地に十分な居住スペースを確保しする為に構造設計事務所S3 Associatesに頑張っていただき、仕上げを含めて床厚はわずか70mmで、一切の梁型は突出していません。狭い敷地ながら大らかな住宅が出来る筈と期待していたのですが残念です。
2F 床や壁を安易に薄くする設計には疑念が残りますが、狭小住宅では逆に構造部材が大きく現われすぎてしまう為、今回は家具的スケールに近づけるよう努力しています3F 同じように狭小住宅では階段や手摺がとても支配的に空間に現れてきてしまうのが以前から気になっています。この住宅ではなるべく階段を家具などに溶かし込み、現われてくる階段も側板が3cmX5cmと極小になるよう設計しています。

FRP平板を通してぼんやりと見えるのはフラットバーのみで構成された耐力壁4F

2009. 12. 7籠池通の住居

籠池通の住居 0316 家具スケープ

結構設計の進んでいた籠池通の住居は設備の要求や、施主の意向により部屋の配置を組み替えて軌道修正。
大きな穴の空いた71~88mmの極薄の床が積層する単純でおおらかな計画に。低く抑えられた階高と積層された極薄の床を介して、施主の持ち物と家具と、建築が等価に混じり合う現代の風景が創り出せれば良いのだが。







2009. 3. 16籠池通の住居

籠池通の住居 1117

こちらはようやく基本設計が終了。間口3.2mの敷地に建つ住宅なので構造/施工両面の工夫が必要。

2008. 11. 18籠池通の住居

x Close