Tato Architects / Yo Shimada
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1995年の阪神淡路大震災の折は学生で、実家は神戸でしたので、何か自分に出来ることはないかと考えたのが、金物屋程度で手に入るもの、あるいは廃材などで簡易なシェルターを作れないか？といったものでした。避難施設である体育館等はプライバシーがあまり無く、疲れを覚える人も居ましたので仮設住宅が建ち始めるまでの繋ぎとして、住居として、あるいは避難民用の応接スペースとして造れないだろうかと考えていました。今考えるとブルーシートとダンボールを組み合わせてホームレスの方々の知恵を借りて造るのも良かったのではないかと思いますが、この時は波板を使用し、最小限の骨組みで波板を繋げ、内側からテンションを掛けて自立させることを考えました。当時試算したところ、費用は大体39800円程度でした。
①30mm角程度の木材と50mm幅程度に切ったベニヤ板で波板を繋げる為の骨組みを作る
②ビニール紐を張って、そこに角材を突っ張るような形で差し込み、テンションを掛けて安定させながら波板を張っていく。
③屋根もテンションによってむくりをつけて排水勾配をとる。
その後、京都市立美術館の庭に再建。その際は黒い波板と透明な波板を交互に張った為、鯨幕（葬儀の白黒の幕）を連想させ、反省。
During the days in Kobe, I realized that I would not feel satisfied graduating without making something, so I came up with the idea of self-built temporary housing.
The idea was to create a structure that could be built by one-person using simple techniques + cheap and easy accessible materials.
The main frame consisted of plywood strips connected so they created a self-supporting structure using the tension in the wood and added diagonal plastic strings. The cylindrical form was cladded with galvanized steel sheets and corrugated PVC panels creating shelter and adding to the stability. The roof was likewise slightly curved to create tension and stability. The floor was created from beer cans and tatami parts.
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タト