昨日に引き続き竣工写真を。
まずは外観(夜景)

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収納庫
Photographed by Satoshi Shigeta/ Nacasa & Partners.
早速竣工写真が上がってきましたので、一部を公開させていただきます。
まずは外観から





Photographed by Satoshi Shigeta/ Nacasa & Partners.
先週はSK社がJT用に塩屋町の住居の撮影に。
竣工してから3年近く経つのだが、竣工時の空気は損なわれないままでひと安心。変わってゆくこと自体は好ましいことなのだけれど、取材の意図と違っていた場合、無駄足を踏ませることになってしまう。
その後金曜日に北野町の住居2の撮影。今回は以前取材で北野町の住居1を撮影してもらった繁田諭さんにお願いすることに。いつもと違った撮影で新鮮な気分。
土曜は友人の結婚式。青木淳事務所員と山本理顕事務所OGの結婚式で、それぞれの事務所員が大挙して神戸に。2次会はSALLOWで。その頃グッゲンハイム邸では豊富町の住居の施主であるMさんのバンドとテニスコーツのライブが行われていて、あとで聴くとお嬢さんがステージに上がったり、とても良さそうなライブだったらしく聴けずに残念無念。
日曜は結婚されたお二人と、花田佳明先生達が北野町の住居2に来訪。
いろいろとツッコミを受けつつ楽しい時間を過ごし、最後に北野町の住居1にも立ち寄って番犬(にはならない)さみしがり屋のベスと遊ぶ。
北野町の住居2は20カット以上を費やしても撮りきれない部分のある、さまざまなシーンを含んだ建築で、その為に全体の意図はいささか不明瞭になっているのだが(というかそれこそが意図なのだが)そういった在り方については自分でも疑問を持ちつつやっているのが正直なところ。撮っても撮っても終わらない撮影に付き合ってくださった繁田さん。ありがとうございました。
(昨日の続き)次に向かったのは清家清の「豊雲記念館」

小原流三世家元である小原豊雲の資料と、彼の収集物であるアジアや南米の民族資料が収められた記念館で、春と秋のそれぞれ約20日間のみ一般公開されている。
今回は特別に見せて頂いたのだが、内部は南米的な濃い暗さに支配されている。
外はまだ肌寒い初春の日差しの筈だが、うねる曲線状の庇や、陶器製多孔ブロック越しの光線は南米やアジアを彷彿とさせ、収蔵品と良くマッチしておる。
ただ、多孔ブロックでも光線は遮りきれず、展示品が傷むので普段はロールスクリーンが下がっており、一部を空けたりして対処しておるもよう。
その後旧山邑邸 (ヨドコウ迎賓館)へ。こちらは内部撮影不可。

やはりなんといってもスケールの操作が卓越、真似できませんな。しませんけども。増築を重ねた日本旅館のように奥へ奥へと誘われ、ひとつひとつが小さなドアのように見える通風用の窓など内部も独特の感覚に貫かれていて、一つの世界を形作っている。

最後に神戸市役所裏の立体駐車場 ストロングビルディングに。竹中工務店の設計だが、街中でよくある平凡な立体駐車場とほぼ同じ予算で、つきつめて設計した結果、美しい建築になっている。
ありえないくらいに細い柱と、梁のないフラットなスラブで構成され、実に爽やか。個人的には少し格好良すぎるので、も少し崩したい気がするよ。いや、後で付けられた看板とかは残念な感じなんだが。
ある雑誌の企画で神戸の名建築をいくつか写真とともに紹介して欲しいとのことで朝からいくつか廻ってきた。見学可能な物件と言うお題なので住宅は除外。以下にメモ代わりに記載。
まずは木村博昭師の「鉄の教会~神戸新生バプテスト教会~」へ。
コンクリート打ち放しの地下一階の上に9mmの鉄板を折り曲げただけの簡素な小屋が懸かり、ガラスブロックで内外を仕切っただけのシンプルなつくりは厳しい建設コストから導き出されたものであるらしい。
教会堂内に照明すらなく、自然光と蝋燭の明かりのみで照らされる教会堂内は、プロテスタント的な質素さの中に木村師ならではの装飾感覚が見え隠れして色気がある。
木村師の装飾感覚は正面の十字形を成す鉄骨の僅かなふくらみや、タイバーの連なり、手摺のつくり等に現れており、モダニズム初期の建築が持っていた装飾感覚を思い出させる。
竣工当時の黒皮鉄板が持っていた艶は吹き込む風雨によって失われ、うっすらと錆が浮いてきているが、それもまたなかなか。
竣工当時から夏は暑くて大変なのではと思っていたが、自然通風のある半外部的な空間になっているので暑くはない、むしろ大変なのは冬の寒さだとのことだった。
この後、坂茂「紙の教会」 安藤忠雄「風の教会」と続けるのもまた一興かと思ったのだが「紙の教会」は仮設だった為、建て替えられ、「風の教会」は運営会社が倒産した関係で見学できないとのこと。
北野町の住居2は 少しずつ変化し続け、先日はNunoの安東陽子さんにお願いしていたカーテンが仕上がってきましたので取り付けてきました。
オーガンジーに無数のコヨリが縫い付けられた不思議な立体感をもつテキスタイル。
鏡に映り、虚像の空間に掛かる脚立のように見える梯子。
蛍光オレンジに塗られた壁の反射光を受けてほのかに色づく空間に掛かる梯子
鏡の奥には1階収納への入口が。
先日UPした写真ですが、うまく表示されないとの報告を受け、訂正しました。まだ表示がおかしい場合はお知らせ下さい。
ある建築家のオープンハウスに
コンセプトは優れており、外部空間は発明的で気持ちよさそうなのだが、その気持ちよさそうな外部空間と断絶してしまっている内部空間の質には疑問が。構造に傾注しすぎた予算の配分に問題があるのか、内部空間はハウスメーカー風といってもよさそうな塗装風クロスにソフト幅木と既製品の内部建具。
ある程度割り切って仕上げているのは想像に難くないのだが、であるにしても、もう少し愛情のある扱い方ができなかったのだろうか。
やや唐突だがこんなのを思い出した。
APHEX TWINの名曲の萌えアニメソング風REMIX。アニメソングのテクノ風REMIXはよく見掛けるのだが、逆をやる発想はなかった。
例として適当なのかどうかは、わからなくなってきたが、ハウスメーカー風の意匠であっても愛情を持って扱えば何らかの面白さは獲得できそうな気がするのに、惜しいなぁ。
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タト