Tato Architects / Yo Shimada

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物欲はそんなにない筈ですが

WEBデザイン等をやっている友達から大手町の住居を撮った写真が送られてきた。
プロユースのデジカメで撮られている為、画素数も高くてさすがに美しい。はじめてポジフィルムで撮影した時の感動を味わう。うっかり最高級デジカメ買ってしまいそう。
今使っているのはRICOHのCAPRIO R1。コンパクトデジカメでは唯一といっていい広角28㎜レンズを搭載しているお利口さん。

2005. 5. 31雑感

PCのアーキテクチュア

もう6年ほど使っているA3プリンターが最近調子が良くないので買い換えた。図面の出力が多いのでCANONに(出力早いから)。デザインはあまり良くないのだがウィンドウズの自作に近いマシンを使っているとPCの周辺環境には段々無頓着になっていく。ほぼ一日中PCに向き合って仕事をしている訳で、その際使っているPCのOSの構造の差と言うのは脳の構造のあり方にも影響を及ぼすのじゃないだろうか。とか考えることも。

2005. 5. 31雑感

解き解す(ときほぐす)

姫路の松下電工ショールームで建築家による相談会に出席。ナショナルのショールームに足を運ばれるお客さんはものすごく固定観念に囚われているので、それを解きほぐすマッサージ師みたいな仕事。
その後、駅でつい本屋に寄ってしまい
WHAT IS OMA 
PLUTO②浦沢直樹×手塚治虫
大きく振りかぶって③ひぐちアサ
ローマ人の物語⑬塩野七生
等を買って散財。レコード屋と本屋は鬼門です。
けんちく/マンガ/歴史か。きまずいセレクト。
昔読んで面白かった「ありとあらゆるアリの話」は長らく絶版だったのだが、いつのまにかウェブで読めるようになっていて感激。

2005. 5. 29雑感

池田昌弘と、あふりらんぽ。

事務所を休みにして池田昌弘さんの講演会に。
かなり期待していたのだが自著の内容をなぞるだけのスライドショーで自著のダイジェスト。とても退屈でがっかり。

その後BIG APPLEのあふりらんぽのライブに。こちらはレコーディングされた物より遥かに素敵。呪文っぽかったりノイズっぽかったりもするんだけれども、ネガティブな感じがしないのはいいなあ。こどもの唄みたい。この雰囲気がレコードに焼き付けられたら、いいのだけれど。家に帰ってギューンカセットから出てるアルバムを聞いたら、こっちはやっぱりチョットおどろおどろしく聞こえる。

2005. 5. 28雑感

鼻炎

ここ1ヶ月ほど、くしゃみが止まらず、目も痒いのだが断じて花粉症ではない。
ただの鼻炎だ。目が痒いのはコンタクトが合わないせい。
大手町の住居の前庭外構プランを色々やっていたのだが、予算等の問題で白紙に。
残念だが、設計ってそういう仕事だ。考えたことは蓄積になっている筈。
そういう訳で今は北野町の住居Ⅱに注力。延々とサッシメーカーのカタログをにらんだりメーカーのウェブサイトからデータをダウンロードしたりして検討。
今回は小窓が多いので既製品のサッシも結構使うのだが、モノの在り様としてナカナカ難しい。潔くアルミサッシはアルミサッシらしく使うべきか。ハテサテ。

2005. 5. 27雑感

追悼

北野町の住居1、大手町の住居と、ここ最近の2作を作って下さっていた棟梁が亡くなったとのことで急遽打ち合わせを延期して葬儀に行ってきた。ここのところ体調がすぐれないとのことで、現場でお見掛けしなかったのだが以前からの病が悪化してのことだと言う。ずっとこれからも一緒に建物を作っていけると当然のように思っていたのに、突然のことで本当に、ただただ悲しい。日頃から現場で色々アドバイスをいただいて建物を作っていくようにしていたのだが、決して手を抜く為の(作りやすさからの)アドバイスはしない人で、ほとんど一人で現場に入られて黙々と作業されている姿が印象的だった。現場で作業される人達の真摯な努力や施主さん達の信頼に対して、僕は十分に応えられているだろうか。写真は大手町の住居の最後の工事の日のもの。珍しく仕事が早めに終わったので30分程話していただろうか。最後にお会いした日。たった1ヶ月前のこと。

2005. 5. 17大手町の住居

ピノー美術館中止

安藤さんの、完成すれば最大規模(3万坪!)になるはずだった、パリのピノー美術館が中止になった模様。2003年に兵庫県立美術館の安藤忠雄建築展でファサードの実物モックアップを見て、美しかったので期待していたのだが。セラのビルのように大きい彫刻も見れないのか。この間読んだ本では施工図も全て描き上がったところで着工を待つばかりだった筈。安藤さんなら起死回生で何とかしそうだけどね。

2005. 5. 14雑感

吾妻ひでお「失踪日記」

吾妻ひでお「失踪日記」をやっと読む。
自殺未遂・路上生活・アルコール中毒・強制入院と壮絶な体験が語られている割には自己憐憫が全く無く、淡々と書かれているおかげでスッと読める。取材で浮浪者を体験しているのでは無く、浮浪者になってしまった人の生還後のルポとしても稀有。
新井素子さん大変でいたね!と感心しながら読んでいたら彼女が奥さんと言うのは割と多くの人がしている勘違いだった模様。
なんと100万部越え。帯の惹句はなぜか菊池成孔。
読みたい本がたまる一方でなかなか読めない。とりあえず子連れ狼全28巻を読まなくては。

2005. 5. 12雑感

Model Clouds


スタディ模型の保管場所に困った挙句に天井に吊るして保管することに。雑誌を見て構成の分からない建物は模型を作ってみて確認すること等もあり模型はどんどん増える。
使い切られ、使命を終えた模型は分解されてまた模型の材料になる。

2005. 5. 11雑感

淡路その他

昨日書いた戦没学徒記念館は1972年に書かれた記事を見ると建設の5年後で既に人影もまばらで財政難ということだ。無言館(戦没画学生のための私設美術館)のように巡礼地として伝説化されれば良かったのだが。
帰りに石山修武氏の山勝工場にも足を伸ばす。アーティストの自邸兼アトリエで石山氏特有のいびつな形状をしているのだが、意外なことにラディカルというよりはエレガントな印象。建物も素敵なのだが楕円球状に削り取られた土手が印象深い。わずかな操作で見慣れた緑に覆われた土手が、これほど不思議な感じになる。
建設途中からちょくちょく顔を出さしてもらっていた左官家、久住章氏のゲストハウスにも立ち寄る。健在で懐かしい。
最後は安藤氏の水御堂に立ち寄る。いつ来ても外壁のコンクリートが美しく洗浄されているのだが、洗いすぎで打ち放し本来の肌では無くなってしまっておるよ。

2005. 5. 9建築探訪

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