Tato Architects / Yo Shimada

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淡路その他

昨日書いた戦没学徒記念館は1972年に書かれた記事を見ると建設の5年後で既に人影もまばらで財政難ということだ。無言館(戦没画学生のための私設美術館)のように巡礼地として伝説化されれば良かったのだが。
帰りに石山修武氏の山勝工場にも足を伸ばす。アーティストの自邸兼アトリエで石山氏特有のいびつな形状をしているのだが、意外なことにラディカルというよりはエレガントな印象。建物も素敵なのだが楕円球状に削り取られた土手が印象深い。わずかな操作で見慣れた緑に覆われた土手が、これほど不思議な感じになる。
建設途中からちょくちょく顔を出さしてもらっていた左官家、久住章氏のゲストハウスにも立ち寄る。健在で懐かしい。
最後は安藤氏の水御堂に立ち寄る。いつ来ても外壁のコンクリートが美しく洗浄されているのだが、洗いすぎで打ち放し本来の肌では無くなってしまっておるよ。

2005. 5. 9建築探訪

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