Tato Architects / Yo Shimada

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荒谷さんのオープンハウス

荒谷省午さんの設計された住宅のオープンハウスに行ってきた。これまで見せていただいた氏の住宅は、割と大きなものが多かったのだが、これはコンパクトで締まった、とても良い住宅だった。
自邸などでも取り入れられていた斜めの要素がより大胆に使われ、三層を貫く壁となって空間にさまざまな濃淡をもたらしていたのが印象的だった。無有建築工房のOBである氏はもっとスタティックな設計をしていくのだろうと勝手に考えていたのだが、最近はそんな思惑は毎回裏切られ、どんどん自由になってきているようだ。
二階はMenilCollectionMusiumのようにルーバー状の反射板を介して拡散光の拡がる落ち着いた空間だった。
水回りの空間に壁の裏側的な感じを持ち残念に思ったのは、大抵最も良い場所に水回りを計画してしまう僕の性分が為せる技でしょうか。
もう少し長居したかったのだが、はずせない用事があり、そそくさと退席してしまった。次作も是非見てみたい。

2009. 5. 29建築探訪

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