最近、構造計算書の偽造事件が話題に上っている。書きたいことはあるのだが上手く書けそうに無い。とにかく、あそこまで酷い人間達がいることに深く驚いた。(施工会社は間違いなく深く関わっており、どちらかといえば主導的な立場だろう)
ただ、あまり報道されないのが不思議なのだが、今年の6月に「指定確認検査機関の確認によって生じた第3者に対する賠償責任は、地方公共団体に帰することを肯定する」といった趣旨の判断が最高裁ではじめて示されている。行政も無視を決め込むわけにはいかないんじゃないだろうか。
また、民間の確認検査について、とやかく言われているようだが、以前の官庁の検査に比べれば格段にサービスもよく、指摘も分かりやすいので僕にとっては、とてもありがたい存在なのだ。しかし、民間の確認検査機関の最大手、日本ERIなどはミサワホームや大和ハウス、パナホーム、三井ホームなどが出資して出来た会社だ。子会社が親会社の仕事を検査する制度はやっぱり少し無理があるよ。
方々で大人計画の芝居を一度見てみたい。と言い続けていたら(チケットはすぐ完売で、いつも見れない)偶然にも知人からチケットが余ったからとの連絡があり、さいわいにも 宮藤官九郎作・演出のウーマンリブ「七人の恋人」という芝居を見ることが出来た。しかもどうやら千秋楽らしい。なんだかしらないが幸運だ。(というか一度しかお会いしたことの無い人からわざわざ連絡していただいた。ありがとうございます。とても。)
ドキドキの初観劇ですよ。多分。演劇がかったダンスとかミュージカルとかは見たことがあったけれど、ちゃんとした台詞がある演劇って初めてじゃないだろうか。で感想ですけれど、いやぁ面白いね、演劇。演劇って言うかロック+コメディ+ミュージカル÷男子中学生妄想みたいな感じなんで僕が見たのが本当に演劇かどうかは知らない。アイデア過積載で突っ走る短編集。くだらなくてかっこよくて素晴らしい。
意外にもSAKEROCKリーダー星野君が良かった。女装もイケてた。というかいつのまに大人計画の一員に?
今設計している住宅のひとつは、最後のパーツがすとんとおさまって、やっと全てがうまくいきそうな予感。迷い道にさまよいこんで、ほぼ同じところをぐるぐる廻っているような感じだったけれど、できあがる時はこんなものだ。
この住宅は、小さな部分が寄り集まって、お互いに肩を貸してそれぞれの居場所が出来上がれば素敵だなと考えていたのだが、先日のスケッチを見た知人から早速そのことを指摘するメールが来て、なかなか慧眼だなと思った次第。
すこし前のことになりますが、金沢21世紀美術館にゲルハルト・リヒター展を見に行ってきました。1年に何度金沢に行く気だと言われそうだが、「11枚のガラス板」が見れるとあっては行かないわけにはいかない。ちょうどここ数年、映りこみに興味があったところなのだ。(言い訳終わり)
これは工業用ガラスを11枚立てかけただけの作品なんだけれど、その11枚のガラスの間の距離によって
映りこむ像が刷毛でぼかしたようにずれて、初期のリヒターの作風そっくりな像が生まれる。単純にすごくうつくしい。
ちなみに初期のリヒターの作風は写真そっくりに描いた上から画面をハケでぼかしたような油絵でSONIC YOUTHのDAYDREAM NATIONのジャケットに使われてるものが有名?僕は初めてリヒターの名前を知ったのは多分このアルバムのライナーノーツだったと思う。)他の作品、グレイ・ペインティングなんかも、画面はグレイ一色に塗りこめられた抽象絵画で、よくあるタイプの抽象なのだが、凡百の作品とは全然違うもんだった。
とてもふしぎだ。本当にふしぎだ。
東京に巡回してるみたいなので未見の方は是非。
川村美術館 11/3~1/22
ワコウ・ワークス・オブ・アートで新作展 11/5~12/24
スタジオのある住宅の設計をしているので、最近は色々な自宅スタジオについて調べている。
zak(fishmans等を手掛けたことで有名な、綺麗な水のようなサウンドを作るエンジニア)さんのスタジオとか参考になるかな。と思いサンレコのバックナンバーとか取り寄せたりしてみていたりしていたのだが、意外と参考になりそうだったのがオノ・セイゲンのスタジオ。
最近の作品は、ほとんどSACDというバカ高い機材を買わないと再生できない仕様でしかリリースしない彼にしては意外にも簡素に見えるスタジオ。地下ということもあってか、コンクリート打ち放しに、音の響きだけを考えたらしい手作り感溢れるパーツによって構成されていた。吸音材の前にインターロッキング(道の舗装とかに使われるレンガ状の物)を積んだりして音の響きを調整している。
と、ここまで書いてあれはマスタリング専用のスタジオでスピーカ-からの音の事しか考えていないのでは?と気付く。
しかし試しにスタジオ工事をやっている会社数社に見積を取ったら15畳程度で700万円(内装工事のみ)というありえない価格になったので、色々と方策考えないといけないなと。なにかいい情報知ってたら教えて下さい。

最近の依頼では小さなお子さんが居る家が増えてきた。来年の新築の住宅の竣工予定は今のところ3軒なのだがそのうち2軒が小さなこどもの居る家だ。ちいさな住人の居る家はこれからどんどん機能が変わっていくので、それに耐えられるふところを用意しないといけないなと考えたり。
このスケッチは階段の手摺とその下の収納と手洗いと、子供が手洗いを使う為の台を考えているうちに出来上がった階段家具みたいなもの。クローゼットの中に階段があってクローゼットの上にのぼれて、そこから2階に入れたりしたら素敵かな。と思って描いてみたけれど、どうでしょうね。階段下収納って感じにならなければイイなぁと。
2階は6畳くらいのバスルーム兼家事室。全てFRP防水にして真っ白にする予定。


北野町の住居はUさんの熱心な手入れでとても素敵な芝生になっていたのだが、ここ数日の猪の襲来によりすっかり荒らされてしまった。
あまりの荒らされぶりに、急遽スタッフと猪対策用の塀を作ることに。結局出来上がったのは日もとっぷりと暮れてからだったので、今日改めて様子を見に行ってきた。今のところ、囲いが破られた様子は無い。奥が倒れこんでいるのは限られた材料と手間でイノシシの侵入を防ぐための工夫で一応HP曲面(平行でない直線を直線で繋いでいくと現れる曲面-双曲放物面)状になっている。まぁ南京玉スダレみたいな感じだ。思いついた時は良いアイデアだと思ったのだが、ホームセンターでは長い竹が見つからなかったのであまり綺麗には出来なかった。
とりあえずこれで急場をしのいで近日中に柵を作ることに。といっている間にイノシシも出なくなりそうだけれど。
どこかで藤森照信さんが書かれていたが、住宅を作るということは親戚が増えるようなもので、これからも長いお付き合いになるのだろうな。と実感。
北野町の住居1が10/17発売の「i’m home no.21 ロケーションハウスに住む」
(商店建築社)P110~117に掲載されています。
今回の写真は商業建築の写真では特に有名なナカサ&パートナーズで、赤い花が咲き誇る季節に撮られた外観写真が印象的です。
なんだか忙しくてなかなか日記もかけない。
少し前になるが忘れないうちに。
SDレビューを見に大芸まで。


今回は模型に雑草が生えてる表現が多用されていてなんだろうなと思う。
そういう表現での極北はやはり石上純也の作品。下町の家屋を一棟取り壊して、5階建て程度のガラスの箱を挿入し、その中に3階建て程度のちいさな家を入れ込む提案。ほとんどドールハウスかという位に作りこまれた模型で現されるシーンは確かに魅力的ではあるけれど、実際に建てられたらどのような空気環境になるのか想像できない。法規的にもどういう扱いになるのだろうかと小市民的な感想。
彼の作品では、6畳一間で11階建ての「森と別荘のある家」の方が見てみたいな。
あれは素敵。
帰りにS君の改装物件のオープンハウスに。白く塗りこめたガレージ上のスペースが魅力的。やりすぎていないところがさっぱりとして良い
x Close
タト