Tato Architects / Yo Shimada

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うつくしい本


最近は良い装丁の本に出会うとそれだけで買ってしまうことがある。
これはパロル舎のタイコたたきの夢。
なんといっても断面がうつくしい。本文の書体も綺麗だ。
パロル舎の本はうつくしいものが多いのでおすすめです。

2005. 9. 29雑感

豊富町の住居:第2回打ち合わせ

豊富町の住居の第2回打ち合わせ。
画像はI型プランと事務所内で呼称されていたタイプだが、予算アップが提示されたことでL型プランと呼称されていたタイプが有力になってきた為、こちらの進化は一旦止めにする。L型プランはいろいろ試してみたが、納まるべきところに納まってきた感じで、来週も打ち合わせを行うことを確認して終了。

2005. 9. 23豊富町の住居

大銀杏

青森は駆け足で見て廻ったので、色々とまだ見足りない。次は必ず
北金ヶ沢のイチョウを見たい。幹周18.8mの、おそらく世界最大のイチョウ。

2005. 9. 20雑感

シェルター

ヨコミゾマコトさんの富弘美術館についてのレクチャーを聴いたあと、ヨコミゾさんらと六甲道のカエルキャンプを見学。これはサバイバルをテーマに、六甲道の公園で様々なシェルターを子供達と一緒に建てて、親子で一泊するというもの。震災がきっかけで行われているのだが、単純に街中の公園でキャンプを張るというのは、とてもたのしそう。シェルターも鈴木明さんのベニヤのドームや日本赤十字社の大型エアーテントなど
様々。
左の写真は宮本佳明さんのサバイバルシーツ。竹、シーツ、洗濯ばさみ、コンビニの袋だけで作り上げているところは素晴らしい。

2005. 9. 18雑感

食生活

以前は忙しくなるとかなり破壊的な生活になり、ひどい食生活に陥ったりしていた。
西脇の集会所の設計の折は、実施設計期間が2ヶ月程で初めての公共事業ということもあり、慣れない書類製作への戸惑いもあって平均睡眠時間3時間程でなんとか乗り切ったのだが、その時はコンビニで弁当を数日分買い占めてそれを食べ続けるようなことをしていた。
最近はそれを思うとずいぶんとのんびりしたペースで仕事をしているので昼食は30分かけて作り、30分かけて食うような優雅な食生活だ。
最近はドライトマトに夢中。両親がイタリアに旅行に行くというので土産に買って来てもらった。乾燥しすぎないもので半生。これがとてもおいしい。サラダにしたり隠し味にしたりと大活躍。
調理例。ドライトマトとバジル、イカ墨入リングイネ。トマトとタマネギ、バジルのサラダ。ササミとシソと胡瓜の梅肉和え。
うーんこうやって見ると昼食たくさんタベスギ。三食全部トーストのみという暮らしをしていた伝説を持つ妹島女史や、お昼は素麺、饂飩の安藤先生を見習うべきかも。

2005. 9. 16雑感

みちのく一人旅(3日目)—東京

朝7時の電車で東京へ。
汐留の清家清展で「私の家」の原寸模型やGA ギャラリーで建築家 隈研吾の個展「モックアップス」を見たりキャットストリート付近にできた坂本一成の店舗兼住宅を眺めたりしているうちにエネルギーが切れて神戸に帰る。0:00着。
さすがに疲れた。
東京の投票所から表参道ヒルズの裏側(ほぼ完成してますね)をパチリ。

2005. 9. 15建築探訪

みちのく一人旅(2日目)—青森県立美術館

で、肝心の青森県立美術館はハードな旅程で疲れた体にはこたえる、色々な意味でビッグな代物だった。
青空に浮かび上がるファサード。
このとき既に、建築を生業にしている者には不気味なユーモアが、そこはかとなく感じられる。白くて巨大なボリューム。構造と全く整合していない開口部。
白い部分は一見するとレンガ模様のタイルのようだが実際には手積みレンガのパネル、のカーテンウォール。を白く塗り角部や開口部では45度にカットして皮膜のように見せている。物凄く手の込んだ操作が行われている。
内部に入ると三内丸山遺跡の発掘現場からインスパイアされた三和土の床と土壁によるトレンチ状の空間と、そこに「歯並び悪く」覆いかぶさるホワイトキューブによって構成されたダイナミックな展示空間。
極限までコントロールされたニュートラルなホワイトキューブと、敷地から掘り出されたままで、コントロールされていないかのようにつくられた(そういう意味ではニュートラルな)トレンチ状の空間。
ともかく巨大な美術館なので白い空間と土の空間が交互に立ち現れてくるのはアイスクリームとコーンのような関係で、気持ちをリフレッッシュさせてくれそうだ。
今回は2時間半余りかけて、美術館のバックスペースまで見せて頂けたのだが、地階から1階へと巡っている内に段々と展示室で見られた明快な構成は崩れ始め、「踏み絵のような」ディティールが立ち現れてきて、最後には疲労と困惑の末に呆然として美術館の外に放り出されたのだった。
なんだか変な夢を見た後のようにぼぉっとした我々をネオンサインが出迎える。
可愛い。
-----—-コンペ勝利からはや5年。いつ終わるとも知れぬ変更と工事に、雪深い青森に閉じ込められた現場担当者達はそれぞれの持ち場で静かに暴走を始めるのであった。。。
とかいうストーリーを妄想しちゃった。いやホントにコミュニティーホールの脱臼ポストモダンには唖然とさせられた。
とはいえ、オープン後はこの巨大な建物をこういう風に網羅的に体験することは無いだろうから、もっと理解しやすい顔だけを見せてくれるのだろう。
ただ、これだけの巨大プロジェクトでここまで攻めの姿勢を貫ける胆力は凄い。徹底的に既成概念を疑い、全ての部分において過剰にエネルギーが投下されている様子が伺え、同業者として大いに勇気付けられた。建築って面白いね。
その後も飲み屋で現場担当者を交えて喧々諤々。論議を呼ぶ代物だよ。

2005. 9. 15建築探訪

みちのく一人旅(1日目)—恐山

仙台を1時半に出発して5時半に恐山に。
恐山といえばイタコらしいが、どちらかというと宇曽利湖の美しさに興味があって足を伸ばしてみたのだが期待にたがわず、(この世のものとは思えない)美しい場所だった。
訪れた時間も良く、黄昏時に到着し、少し散策した後、近所の鄙びた民宿に宿を取って夜明け前に起き出してじっくり見て廻ったので、誰も居ない恐山を堪能できた。
地蔵殿
素朴で美しい温泉の小屋。このような小屋が境内に点在している。
湯屋内部
硫黄分が凝固した地面。地面の下から、ささやき声のように噴煙が上がる音が聞こえてくる。


宇曽利湖
鄙びた民宿。素泊まり¥3500。素晴らしい。

2005. 9. 13建築探訪

みちのく一人旅(1日目)—仙台

青木淳事務所の友人から内覧会のお誘いが来たので青森美術館を見学に。友人の話では土曜日には300人もの建築関係者が見学に来るとのこと。展示品の無い美術館を見に(開館は来年7月の予定)全国から酔狂が終結するわけだ。青森市のメガネ人口が一時的に急上昇。
どうもスケジュール上どこかに一泊しないと辿り着けそうに無かったので、せっかくだからと貧乏性が発症して、恐山まで足を伸ばしてみた。おまけにせっかくだからと仙台で途中下車して、せんだいメディアテークも見学。おかげで朝5:00の電車で出発する羽目に。お供は司馬遼太郎の「街道をゆく」の青森編と舞城王太郎「阿修羅ガール」。
まず、せんだいメディアテークだ。開館からもう5年も経つがやっと見に行けた。超薄いスラブとチューブ状の柱によって構成された、ギャラリーや図書館を取り込んだ21世紀型公民館で、伊東豊雄設計。
様々な人が思い思いに建物を使っていて、幸せな公共建築となっていた。が、やはり残念なのはあのコンペ時に感じられた新鮮さや透明感がほとんど感じられないことだ。
背面が殆ど閉じていることにも原因があるのではないかとも思うのだが、どうだろう?伊東氏の建築は実際に見学に行くと割と裏側が発生していて、いつも残念な気持ちになる。

2005. 9. 12建築探訪

PRADA 千日前


H&deMの新作がひっそりと大阪にも!しかも今度はパチンコ屋です。
ていうかすごいパチモンですが。ご丁寧に曲面ガラスまで再現しておるよ。

2005. 9. 4建築探訪

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