Tato Architects / Yo Shimada

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豊富町の住居 訪問

久しぶりに様子を見に豊富町の住居へ。







自分で設計した建物がこうやって生き生きと活用されているのを見るのは、本当に設計者冥利に尽きる。
うっかり泣いてしまいそうになったのはひみつだ。

2008. 6. 28豊富町の住居

二子新地の住居 第2回打ち合わせ


概ね気に入ってもらえたようで、これから発展させていきます。

2008. 6. 26二子新地の住居

鉄骨工場検査


いよいよ鉄骨の準備が出来たと言うことで構造設計者の大氏さんと工場検査へ。
木村博昭氏の鉄の教会を製作した鉄工所の仕事だけあって、丁寧で安心できる仕事。
杭の位置が施工上の理由で偏芯しており、それに直接とりつく予定のダイアフラム、変形した平面による変形したダイアフラム、ブレースの為のプレート等が複雑にとりつく柱は一つのオブジェのようだ。組んでみるとシンプルに見えるだろうが、この状態で見ると御苦労様と言いたくなる。
錆止め塗装をしてしまうのがもったいない位だ。

こちらは6.32°と微妙に傾いた柱。

今回の工務店は緑が丘の住居と同じく大澤工務店
今回のPROJECTは随分と時間が掛かってしまったが、その課程でこうした意欲のある工務店と出会えたことは僥倖だった。
明日からはいよいよ建て方が始まる。

2008. 6. 23北野町の住居2

CHANEL MOBILE ART

打ち合わせで東京。ついでにザハ・ハディドのCHANEL MOBILE ARTへ。
残念なことに無料の予約券は売り切れで入手できなかった。ヤフオクでは転売屋が無料のチケットを3000円とか4000円とかで売りさばいているのだが、それに手を出すのもためらわれ、駄目元で見に行ってみると運良く20分程で入れた。
実際のところ展示そのものより、入り口で手渡されるイヤフォンからきこえるオノヨーコの声に従って、うろうろとさまよう観客が(そしてそのひとりであることが)面白かった。
さながらオノヨーコの霊に導かれる霊界巡り。
ザハの建築はヴィトラの消防署以来になるのだが、相変わらず自分からは遠すぎてよく判らない。すべすべとした洞窟はとてもよくできているとは思うのだが。

2008. 6. 19展覧会・講演

ケモノと魔法

塩屋旧グッゲンハイム邸で録音された
原田郁子さんの新作「ケモノと魔法」が
発売されています。
タイトル通り魔法の掛かった作品
僕の名前もしっかりクレジットされていてびっくり。
吹けないトランペットを吹いたんだぜ。
僕たちの参加した作品だけ、どこかの国の現地録音みたいだ。ケモノ部門でしょうか。
塩屋での録音については郁子ちゃんがこのインターネットラジオで喋っておられます。
ついでに音楽の話を続けると
最近はMUXTAPEというネット上のサービスにはまっています。
様々なユーザーが入魂のオリジナルカセットテープのように選んだ12曲を
クリックで聴けます。(まだとても動作が不安定ですが)
たまにものすごく変で素敵な曲に出会え、音楽の世界の拡がりと深さに感嘆。
というわけで自分のTAPEも作ってみました。
中学生みたいだな。

2008. 6. 11雑感

鉄骨制作中

鉄骨の加工打ち合わせに工場へ。
工場では鉄骨の部品が急ピッチで製作中。
少々スケジュールが押しているのが気掛かりです。
端部ダイアフラム-複雑な形状ですいません。
細切れにされた梁。今回の住宅では搬入経路の問題でH125の柱とH100*200の梁で構成しているのですが、少し鼻白む程の細切れさですいません。
水平ブレース取付用プレート。レーザーカットされており端部は非常に美しい。
125角のH鋼は普段あまり使わない繊細な材料らしく、手間が掛かってしょうがないと文句を言われながらも、丁寧に作業をされている様子でほんとうにすいません。

2008. 6. 5北野町の住居2

気配と余韻


旧グッゲンハイム邸で5/30 31と原田郁子さんの弾き語りライブが行われました。
あの取り壊されそうになっていた使われていない洋館を友達の家族が買い取り、
その家で100人ほどの人を集めてのライブが行われるってのは、ものすごく不思議な気分。
金曜日は夕方から始まり、洋館の全ての扉を開け放って演奏したので、庭で寝転がりながら聴く人、ピアノの前で聴いている人、それぞれのリラックスした雰囲気で、1部のラストは本当に海からの夜風を受けつつ「海からの風」
洋館でのホームパーティーっぽい演奏はアルモドバル監督の映画TALK TO HER のカエターノの演奏を彷彿とさせる贅沢な時間。
(TALK TO HERは前述のカエターノの演奏シーンを見るためだけに見ても良い映画です。)
土曜日は昼過ぎから始まり、洋館の扉は全て閉めて曲目も代えて曲数も少なめに、演奏に集中するような雰囲気で、あとでZAKさんに聴くとピアノの配置も微妙に替えたりして響きをいろいろと調整したらしく、個人的にはこの構成の方が好みだった。
2部は両日とも三田村管打団?との「サヨナラ オハヨウ」からはじまる。
管楽器って本当に素敵だなと再確認。
ちいさな音を管楽器で出すのは本当に難しそうだったけれど、その慎重な音の取り扱いがとてもうつくしい。
今回、三田村管打団?の一員として ペ・ド・グの一員として、旧グッゲンハイム邸管理人として八面六臂の大活躍だった森本アリ君、御苦労様でした。そしてありがとう。
彼のポジティブな人柄が、今回のことを含めて小さな奇跡を起こし続けているのだと、ほんとうに思います。

2008. 6. 2雑感

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