竣工写真をウェブサイトにアップしました。
写真は今回も市川かおりさんに撮っていただきました。
事務所の畑はすくすくと成長し、少しは所員のお腹を満たしてくれるようになりました。
先日ミシェル・ゴンドリー+チャーリー・カウフマンのエターナル・サンシャインを見てきた。素晴らしかった。ミシェルの監督したケミカルブラザーズのPVが僕は大好きで、今計画している建築ではそのPVのように現実と虚像がくるくると入れ替わり、イメージの迷路に迷い込むような構成ができれば。と考えているのだけれど。
オープンハウスに来られた方でも分かられていないことが多かったので補足で説明しておくと、この写真で前方に広がっている土地は他人の所有で、この住宅の敷地は幅わずか3mの細長い土地で道路とつながっています。(これを旗竿型敷地といいます)
この北側の土地に建つ建物が、南側に大きな窓を気兼ねなくとれるように、北側にはほとんど窓を設けていません。北側に建物が建つと、この住宅はほとんど隠れてしまいます。そうなった時に住宅が全く見えなくなってしまうのはさみしいので、玄関扉は最初の予定では黒の鉄板張りだったのを木製に変更し、その上の大きな窓は明かりが点され、帰宅する人を迎える予定です。
オープンハウスは無事終了。来て下さった方、有難うございました。
まだすこし手直し工事と外部工事がありますが、とりあえずは一段落。住い手にも気に入っていただけたようで、今日は祝杯。
ネコ道の見通せるダイニングテーブル。ネコ道の先には須磨の海。
楢の無垢材のテーブルは京都の若い家具屋さん Potitekで作ってもらいました。
デッキの先に見えるのは隣家のまるで公園のような庭。デッキには外部階段があり、ぐるぐる家全体を回れて、これはなかなか素晴らしいことだと実感。
玄関上のポリカーボネイト複層板の特大FIX。前面道路の風景をフィルターをかけて映し出す。
今回初めてラワン合板を仕上に利用したのですが、本来は下地に使われるような廉価な素材なのにも関わらず、想像以上に良い素材で好印象。
いま計画している北野町の住居2は、はじめてスタッフとのコミュニケーションで作り上げる形で進めていて、言葉が介在しているので細部まで、そこがどういう状態であるべきかを研ぎ澄ましていけるので新鮮だ。その結果かどうか、このプロジェクトは相当面白くなりそう。1階では「自分の背中を追い続ける廊下」2階では「いつも明るい方向だけが見える窓」「周りの状況によって奥行きが変わる部屋」が立ち現れる予定。
今回は壁や天井を石膏ボードにアンティックパスカSPフラット吹付という仕様にしているので、その下地処理を入念にしてもらう。見ようによってはアフリカ的な文様にも見える。
あともう少し。今のところ順調なので、現場も静かに進んでいる。
ステンレスのビーズブラスト加工も期日までになんとかなるようで一安心。
事務所のウェブサイトを整備しました。
ずっと自分で作ろうとしては途中で忙しさにかまけて放置していたのですが、今回は友人にお願いしてなんとか最後まで作り上げることが出来ました。
リョウジ君おつかれさま。たすかったよ。
大手町の住居はいよいよ、あと10日ほどで外部を除く部分が完成する予定なのだが
相変わらず先が読めない。キッチン天板のステンレスカウンターにビーズブラストという特殊な処理を施すのだが、その工場が混んでいて3週間ほどかかるという事態が発生。とにかくツテをたどってやってくれる工場を探し当てたが、間に合うかどうか?ちなみにビーズブラスト処理というのはステンレスにガラスの粒を噴射して曇りガラスのようにすること。指紋などの汚れが目立たなくなり、やわらかい触感に変わるのでキッチン天板によく使用している。
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タト