Tato Architects / Yo Shimada

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オープンハウスのお知らせ

豊富町の住居がほぼ完成し、住人の御好意で引越し前に中を案内する機会をつくれそうです。予定しているのは8/12(日) am11:00-pm5:00になります。
詳細が決まりましたら、またお知らせします。
見学希望者はdaaas@e.email.ne.jp まで御連絡下さい。8/11(土)も現地には居ますので連絡下されば、ご案内致します。



2007. 7. 26豊富町の住居

空調服!!

今年も暑い夏になりそうでつね。暑すぎてタイピングもままなりません。
ここ数年夏になるたびに気になっていたアイテムがあります。
その名も空調服。PCケース用のファンを服に取り付けてPCのように人間を冷やしてしまおうという乱暴なアイテム。まさかそんなに上手くいくわけあるまいと思いつつも人柱的にスタッフ用に一着購入。
ところがこれがなかなか素晴らしく、自分だけ木陰にいてそよ風を受けているような感じ。
風を受けて服が内側から膨らんでいる姿も可愛らしく、その場で全員が購入を決定。
今年の夏は事務所のクーラーは使わない予定ですので打ち合わせの方は覚悟して下さい。

2007. 7. 26雑感

セミの脱皮を

手伝いました。
連日徹夜気味で朦朧としながら夕刻、現場から事務所に帰ると脱皮しようとしている蝉が。
そんな時間に脱皮するのは少し間違っているのですが、はじめて見たので興味深く観察して、少し目を離したところ地面に落ちているではないか。あわてて拾い上げると蝉もあわてていたのか僕の指で羽根を伸ばし始めました。
(中指を立てていますが他意はありません。)
くしゃっとした淡い薄緑の半透明の羽根がやわやわと伸びて、ツヤツヤとした硬質の透明感をもつまで、数分か数十分。
十分固まったように見えたので近くの枝に止まらせると、
あわててのぼり、じっと身を固めていた。
雨が降り出したので事務所に入った。
しばらくしてふたたび見ると
既に姿はかき消えて無かった。

2007. 7. 23雑感

豊富町の住居 現場報告2

豊富町の住居の現場は季節外れの台風への準備で足場のネットが外されて外観が確認できる状態になっていました。周囲の建てものに比べて、ちいさくて低い佇まい。
この家の外壁の一部はガードパネルという分厚いフレキシブルボード(セメントでできた板)の一種を下見板状に張り上げている。大工は苦労されたようだが、なかなか存在感のある良い表情。

今これを書いているのは台風一過の日曜日なのだが、現場は無事だったろうか。
1日掛けて養生されたようだが、このスケジュールでこの雨はきついな。

2007. 7. 13豊富町の住居

43条ただし書き

敷地が接道しているように見えて、実は建築基準法上の道路ではないという、若干ややこしい状況なので建築基準法43条1項本文ただし書き「接道義務の適用除外申請」を出しに敦賀まで。
往復7時間の旅なのでいくつか本をまとめて読む。1つは赤木かんこ編「日本語ということば」。最後の章の小学校2年生の「セロ弾きのゴーシュ」についての感想文が出色。殆ど「論考」といってよいほどの思考のみちすじにまぁ目からうろこが落ちすぎて足の踏み場もありませんよ。ちょっとこの子の将来が心配になるくらい。いろいろと長文の感想もあるようですので興味のある人は是非。あまりによく書けすぎていて手放しでお薦めできない感も少しありますが。
もうひとつは竹原義二氏の「無有」。こちらはうってかわって読み下しにくい。や、当然なのですが空間体験について建築的に描写することのむつかしさを感じさせられました。読み込むのにもう少し時間が掛かりそうな感じ。とりあえず実物を見に出かけたくなります。
もう1冊は梨木 香歩「水辺にて」雨の日に京都から滋賀を抜けて北陸に向かう車中で読むには最適といえよう。うつくしく磨かれた日本語。磨かれすぎな感も少し。
朝の9時に事務所を出て、帰り着けば夜の9時。そんな一日。

2007. 7. 6美浜町の住居

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