北野町の住居はUさんの熱心な手入れでとても素敵な芝生になっていたのだが、ここ数日の猪の襲来によりすっかり荒らされてしまった。
あまりの荒らされぶりに、急遽スタッフと猪対策用の塀を作ることに。結局出来上がったのは日もとっぷりと暮れてからだったので、今日改めて様子を見に行ってきた。今のところ、囲いが破られた様子は無い。奥が倒れこんでいるのは限られた材料と手間でイノシシの侵入を防ぐための工夫で一応HP曲面(平行でない直線を直線で繋いでいくと現れる曲面-双曲放物面)状になっている。まぁ南京玉スダレみたいな感じだ。思いついた時は良いアイデアだと思ったのだが、ホームセンターでは長い竹が見つからなかったのであまり綺麗には出来なかった。
とりあえずこれで急場をしのいで近日中に柵を作ることに。といっている間にイノシシも出なくなりそうだけれど。
どこかで藤森照信さんが書かれていたが、住宅を作るということは親戚が増えるようなもので、これからも長いお付き合いになるのだろうな。と実感。
北野町の住居1が10/17発売の「i’m home no.21 ロケーションハウスに住む」
(商店建築社)P110~117に掲載されています。
今回の写真は商業建築の写真では特に有名なナカサ&パートナーズで、赤い花が咲き誇る季節に撮られた外観写真が印象的です。
なんだか忙しくてなかなか日記もかけない。
少し前になるが忘れないうちに。
SDレビューを見に大芸まで。
今回は模型に雑草が生えてる表現が多用されていてなんだろうなと思う。
そういう表現での極北はやはり石上純也の作品。下町の家屋を一棟取り壊して、5階建て程度のガラスの箱を挿入し、その中に3階建て程度のちいさな家を入れ込む提案。ほとんどドールハウスかという位に作りこまれた模型で現されるシーンは確かに魅力的ではあるけれど、実際に建てられたらどのような空気環境になるのか想像できない。法規的にもどういう扱いになるのだろうかと小市民的な感想。
彼の作品では、6畳一間で11階建ての「森と別荘のある家」の方が見てみたいな。
あれは素敵。
帰りにS君の改装物件のオープンハウスに。白く塗りこめたガレージ上のスペースが魅力的。やりすぎていないところがさっぱりとして良い
御影中町で新築物件の相談があり敷地調査に。写真は取り壊される予定の古い家屋だが内部は改装を重ねに重ねて敷地が使い倒されており、かなりユニーク。坂本一成氏の自邸 HOUSE SAを彷彿とさせる一面も。敷地は川に面しており、様々な法規も絡み合ってなかなか複雑そう。取り急ぎ上屋解体費の見積を各所に依頼しつつ仮プランニングして概算を出してみることに。
豊富町の住居の第3回打ち合わせ。
庭の日当たりについて不安が示されたので、1年を通しての日差しをシミュレーションしてみる。だいたい感覚的に想像できていたことだけれど、このように可視化されると安心する。
周囲はまだ造成されたままの更地なので周辺環境は大体の読みで作成してみている。
これよりも厳しい建ち方をされた場合のシミュレーションも行ってみたが、冬を除けば3時間以上の日射は確保できるみたいだ。この結果を元に植物の設計者と打ち合わせをしてみて、どんな庭が可能か提案してみよう。よろしく植物事務所のひと。
光の状況については結構シミュレーションできるので開口部の位置や庇の出なども計算結果をフィードバックして最適化できそうだ。本当は流体力学解析がもっと簡便になって風の流れなんかも可視化できるといいのだけれど。誰かいいソフトがあったら教えて下さい。
もっとも環境を最適化するだけでは素敵な家にならないのは、当然のことなのですが。
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タト