東北地方太平洋沖地震 で、日本中が大変なことになっています。
これから仮設住宅の建設や復興などで、僕ら建築家が役立つ日が来る筈です。それに備え、今は日々の業務を遂行しておきます。
1995年の阪神淡路大震災の折は学生で、実家は神戸でしたので、何か自分に出来ることはないかと考えたのが、金物屋程度で手に入るもの、あるいは廃材などで簡易なシェルターを作れないか?といったものでした。
避難施設である体育館等はプライバシーがあまり無く、疲れを覚える人も居ましたので仮設住宅が建ち始めるまでの繋ぎとして、住居として、あるいは避難民用の応接スペースとして造れないだろうかと考えていました。
今考えるとブルーシートとダンボールを組み合わせてホームレスの方々の知恵を借りて造るのも良かったのではないかと思いますが、この時は波板を使用し、最小限の骨組みで波板を繋げ、内側からテンションを掛けて自立させることを考えました。当時試算したところ、費用は大体39800円程度でした。
学生時代の作品で浅慮な点もありますが、何かのヒントになればと思い、以下に実際に作ってみた写真など公開しておきます。
30mm角程度の木材と50mm幅程度に切ったベニヤ板で波板を繋げる為の骨組みを作る
ビニール紐を張って、そこに角材を突っ張るような形で差し込み、テンションを掛けて安定させながら波板を張っていく。
屋根もテンションによってむくりをつけて排水勾配をとる。
京都市立美術館の庭に再建。黒い波板と透明な波板を交互に張った為、鯨幕(葬儀の白黒の幕)を連想させ、反省。
内観。エアークッション材や毛布などを掛けて防寒とする。
PLAN
SECTION
[#IMAGE|b0068959_1654836.jpg|201012/03/59/|mid|300|407.30#]
11/16発売のI’m home no.49 に比叡平の住居が10頁、二子新地の住居が8頁掲載されています。
最近、関西の同世代の建築家達と、毎月エスキース段階のプロジェクトを晒して、創作のプロセスについての批評会「at D」を行っています。
今回、そのメンバーと「I’m home.」編集長 角田 絵里沙氏とのトークセッションが企画され、住宅のプロトタイプを大阪本町のショールームで展示しています。
at D 建築作品展 「Collection 2010」
会期:9/20(月)〜 10/8(金) 10:00-18:00 土日定休
会場:ariafina 大阪ショールーム
〒541-0052 大阪市中央区安土町3-5-12
住友生命本町ビル1F TEL.06-6265-2151
大阪市営地下鉄御堂筋線本町駅 1番出口から徒歩1分
(9/30のみ関連イベント「open atD」の為 作品は中之島デザインミュージアムに移動します)
関連イベント
「 open atD 」
出品作を題材にI’m home.角田 絵里沙氏を交えてのトークセッション
会場 中之島デザインミュージアム de sign de (中之島BANKS内)
京阪電車「中之島」駅下車直結
日時 9/30(thu.)18:00 open 18:30 start
入場料 1000円
出展者
阿曽芙実(阿曽芙実建築設計事務所)
荒谷省午(荒谷省午建築研究所)
伊藤孝(Atelier { }Void Set)
島田陽(タトアーキテクツ)
眞野サトル(ARCHIXXX)
長田直之(ICU)
竹口健太郎(アルファヴィル)
樋本拓(ヒモトタクアトリエ)
松富謙一(CASE)
展覧会印刷物などに使われているビジュアルイメージは私の事務所で製作しました。
乱雑な事務所でお恥ずかしい限りです。
我々が展示している模型の写真を一部公開します。小さな住宅の1/30の小さな模型です。
御報告が遅くなり申し訳ありません。
北野町の住居2が
モダンリビング 2010年5月号及び
韓国のインテリア雑誌 luel 2010年5月号に掲載されています。
引き渡しから3ヶ月、久しぶりに二子新地の住居を訪れました。住み手の持ち物も段々と落ち着き、気持ちの良い風景をつくりだしていました。
ちゃんとした竣工写真の撮影はもう少し落ち着いてから撮ってもらうことにしたので、それまでは素人写真でお楽しみ下さい。
焼杉張りの外壁。旗竿敷地なので殆ど街路からは見えない。
B1F
2F
3F
北野町の住居2が3/19日発売の新建築住宅特集4月号P46~P56に掲載されており、巻頭記事のかんでん住まいの設計コンテスト入賞作品紹介にも取りあげられています。
また巻頭論文「室内窓が生み出す住空間」に塩屋町の住居が、取りあげられています。是非御高覧下さい。
お知らせが遅くなりましたが、2010/2/25 扶桑社より発売の「MY HOME 100選 VOL.6」に豊富町の住居が掲載されています。以前掲載されたものの再掲ですが、見逃した方は是非御高覧下さい。
私たちが川崎市、二子新地で設計・監理しておりました住宅が完成をむかえます。
この度クライアントのご厚意により、内覧会をさせていただけることになりました。
旗竿敷地に建つ木造3階建ての狭小都市住宅です。
お忙しいことと存じますがお越しいただければ幸いです。
日時:1月24日(日)11:00-16:00
詳細はからpdfダウンロードして下さい。-(削除しました)
北野町の住居2が、1月16日発売のI’m home no.43に掲載されています。
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タト