Tato Architects / Yo Shimada

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NYC 06

これ以上はタイミングを逸してしまいそうなので、まとめてしまいます。
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朝からチェルシーのギャラリー巡り。
といっても新年の入れ替え期間で大手のギャラリーは閉まっていた。
それでも空いている店を見つけては、しらみつぶしに見て廻る。
←ガゴーシアン。入れ替え中。展示して無くても良いから中を見せて~。と粘るも見れず。
チェルシーマーケットにて昼食。
大きな工場をショッピングセンターに改修したもの。荒々しい工場的なディテールが生き生きとした空間を生み出すことに一役買っていて楽しかった。
←COMME des GARCONSの素晴らしいファサード。
←dia chelsea跡。床のタイルは確かホルヘ・パルド
DIA BEACONといいチェルシーマーケットといい、NYではリノベーションされた空間の良さを堪能。MOMAも一種のリノベーションだ。
←チェルシーマーケット内のケーキショップ
夜は父のセレクトでメトロポリタン・オペラ劇場でアルバン・ベルグの不条理オペラ「ヴォツェック」に。
サイトウ・キネン・フェスティバル松本で安藤さんが舞台美術をやった演目。ちなみに伊東豊雄さんが設計したまつもと市民芸術館のこけら落とし公演。
こんな陰気なオペラをこけら落としに持ってくるとは、まつもと市民芸術館も侮れない。
うろおぼえストーリーは無学な兵卒ヴォツェックが、人体実験によって精神を蝕まれ、嫉妬に駆られて妻を殺して自殺し、残された子供がひとり箒にまたがってお馬さんごっこをして遊んでいるシーンで終幕。
新年からサイコスリラーオペラ。
メトロポリタン・オペラ劇場はフィリップ・ジョンソンの設計で、全然期待していなかったのだけれど、優雅で美しい。客も先日のNYフィルの時よりも着飾っており貴族的な雰囲気でツーリストは少々いたたまれませんよ。レストランも併設されており、開演前から食事を始めて休憩ごとに席に戻って食事を取る豪奢なコースもございます。
素晴らしいシャンデリア。これが段々暗くなりながらするすると上がって行くのが開演の合図。
終演後、歩いて兄のフラットまで帰り、朝4時に起床してNYを発ちました。
飛行機からちらりとサーリネンのJFKターミナル1(現在改装中)を拝謁してNY旅行は終わり。
約1ヵ月前の出来事です。
面倒だけれどまとめると気分の良いものだ。

2006. 2. 6建築探訪

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