Tato Architects / Yo Shimada

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NY

今年の年末は家族でNYで過ごします。兄が住んでいるので良い機会だと思い、家族で押し掛けることにしました。12/28~1/4迄事務所不在です。
おすすめの場所などございましたらお教え下さい。
以下旅先チェック用メモ
アート
Dia:Beacon  1/1及び火水木閉館 11 am to 4 pm
グランドセントラル駅よりメトロノースでBEACON駅まで約1.5時間
Dia:Chelsea548 West 22nd Street
Dan Flavin Art Institute
Corwith Avenue off Main Street in Bridgehampton
Walter De Maria: The Broken Kilometer
393 West Broadway, New York City (between Spring and Broome Streets). Hours are Wednesday through Sunday, noon to 6 pm (closed 3:00-3:30)
Walter De Maria: The New York Earth Room
141 Wooster Street, New York City (between Houston and Prince Streets). Hours are Wednesday through Sunday, noon to 6 pm (closed 3:00-3:30)
PS1 (22-25 Jackson Ave, Long Island)
12/29~1/16:3:45-6:00pm ジェイムス・タレル [Meeting]
クロイスターズ(中世宗教芸術+フランス・スペインの修道院)
New Museum of Contemporary Art(B’Way S of Houston st)12/31迄
ブルックリン美術館 マニュファクチャード・ランドスケープ展
The Noguchi Museum9-01 33rd Road (at Vernon Boulevard)
Monday & Tuesday: CLOSED
公園
Paley Park 5 East 53rd Street in New York City, just east of Fifth Avenue
建築
pratt institute brooklyn campus スティーブン・ホール (200 willough by ave,brooklyn)マンハッタンからAまたはCトレインでHOYT-SCHERMERHORN駅Gトレインに乗り換え約10分 CLINTON-WASHINGTON駅下車
Storefront for Art & Architecture スティーブン・ホール 97 Kenmare Street SOHO 
Prada New York Epicenter レム・クールハース 575 Broadway, Prince St
Comme des Garcons520 West 22nd St
The Bohen Foundation LOT-EK 415 W.13TH ST
Civic Center Synagogue47-9 White St
American Folk Art MuseumEast 53rd Street
SEAGRAM BUILDING375 Park Ave(at 53rd Street)

2005. 12. 13建築探訪

みちのく一人旅(3日目)—東京

朝7時の電車で東京へ。
汐留の清家清展で「私の家」の原寸模型やGA ギャラリーで建築家 隈研吾の個展「モックアップス」を見たりキャットストリート付近にできた坂本一成の店舗兼住宅を眺めたりしているうちにエネルギーが切れて神戸に帰る。0:00着。
さすがに疲れた。
東京の投票所から表参道ヒルズの裏側(ほぼ完成してますね)をパチリ。

2005. 9. 15建築探訪

みちのく一人旅(2日目)—青森県立美術館

で、肝心の青森県立美術館はハードな旅程で疲れた体にはこたえる、色々な意味でビッグな代物だった。
青空に浮かび上がるファサード。
このとき既に、建築を生業にしている者には不気味なユーモアが、そこはかとなく感じられる。白くて巨大なボリューム。構造と全く整合していない開口部。
白い部分は一見するとレンガ模様のタイルのようだが実際には手積みレンガのパネル、のカーテンウォール。を白く塗り角部や開口部では45度にカットして皮膜のように見せている。物凄く手の込んだ操作が行われている。
内部に入ると三内丸山遺跡の発掘現場からインスパイアされた三和土の床と土壁によるトレンチ状の空間と、そこに「歯並び悪く」覆いかぶさるホワイトキューブによって構成されたダイナミックな展示空間。
極限までコントロールされたニュートラルなホワイトキューブと、敷地から掘り出されたままで、コントロールされていないかのようにつくられた(そういう意味ではニュートラルな)トレンチ状の空間。
ともかく巨大な美術館なので白い空間と土の空間が交互に立ち現れてくるのはアイスクリームとコーンのような関係で、気持ちをリフレッッシュさせてくれそうだ。
今回は2時間半余りかけて、美術館のバックスペースまで見せて頂けたのだが、地階から1階へと巡っている内に段々と展示室で見られた明快な構成は崩れ始め、「踏み絵のような」ディティールが立ち現れてきて、最後には疲労と困惑の末に呆然として美術館の外に放り出されたのだった。
なんだか変な夢を見た後のようにぼぉっとした我々をネオンサインが出迎える。
可愛い。
-----—-コンペ勝利からはや5年。いつ終わるとも知れぬ変更と工事に、雪深い青森に閉じ込められた現場担当者達はそれぞれの持ち場で静かに暴走を始めるのであった。。。
とかいうストーリーを妄想しちゃった。いやホントにコミュニティーホールの脱臼ポストモダンには唖然とさせられた。
とはいえ、オープン後はこの巨大な建物をこういう風に網羅的に体験することは無いだろうから、もっと理解しやすい顔だけを見せてくれるのだろう。
ただ、これだけの巨大プロジェクトでここまで攻めの姿勢を貫ける胆力は凄い。徹底的に既成概念を疑い、全ての部分において過剰にエネルギーが投下されている様子が伺え、同業者として大いに勇気付けられた。建築って面白いね。
その後も飲み屋で現場担当者を交えて喧々諤々。論議を呼ぶ代物だよ。

2005. 9. 15建築探訪

みちのく一人旅(1日目)—恐山

仙台を1時半に出発して5時半に恐山に。
恐山といえばイタコらしいが、どちらかというと宇曽利湖の美しさに興味があって足を伸ばしてみたのだが期待にたがわず、(この世のものとは思えない)美しい場所だった。
訪れた時間も良く、黄昏時に到着し、少し散策した後、近所の鄙びた民宿に宿を取って夜明け前に起き出してじっくり見て廻ったので、誰も居ない恐山を堪能できた。
地蔵殿
素朴で美しい温泉の小屋。このような小屋が境内に点在している。
湯屋内部
硫黄分が凝固した地面。地面の下から、ささやき声のように噴煙が上がる音が聞こえてくる。


宇曽利湖
鄙びた民宿。素泊まり¥3500。素晴らしい。

2005. 9. 13建築探訪

みちのく一人旅(1日目)—仙台

青木淳事務所の友人から内覧会のお誘いが来たので青森美術館を見学に。友人の話では土曜日には300人もの建築関係者が見学に来るとのこと。展示品の無い美術館を見に(開館は来年7月の予定)全国から酔狂が終結するわけだ。青森市のメガネ人口が一時的に急上昇。
どうもスケジュール上どこかに一泊しないと辿り着けそうに無かったので、せっかくだからと貧乏性が発症して、恐山まで足を伸ばしてみた。おまけにせっかくだからと仙台で途中下車して、せんだいメディアテークも見学。おかげで朝5:00の電車で出発する羽目に。お供は司馬遼太郎の「街道をゆく」の青森編と舞城王太郎「阿修羅ガール」。
まず、せんだいメディアテークだ。開館からもう5年も経つがやっと見に行けた。超薄いスラブとチューブ状の柱によって構成された、ギャラリーや図書館を取り込んだ21世紀型公民館で、伊東豊雄設計。
様々な人が思い思いに建物を使っていて、幸せな公共建築となっていた。が、やはり残念なのはあのコンペ時に感じられた新鮮さや透明感がほとんど感じられないことだ。
背面が殆ど閉じていることにも原因があるのではないかとも思うのだが、どうだろう?伊東氏の建築は実際に見学に行くと割と裏側が発生していて、いつも残念な気持ちになる。

2005. 9. 12建築探訪

PRADA 千日前


H&deMの新作がひっそりと大阪にも!しかも今度はパチンコ屋です。
ていうかすごいパチモンですが。ご丁寧に曲面ガラスまで再現しておるよ。

2005. 9. 4建築探訪

夏の金沢21世紀美術館

夏の金沢21世紀美術館は芝生が天井に映えてなかなかの美しさ。
ただコレクション展示「アナザー・ストーリー」のすべり台オブジェ (曽根裕「アミューズメント・ロマーナ」)はこの美術館の一つの側面(美術館のアミューズメント・パーク化)を如実に表していて少々微妙な。。
アートの敷居を下げよう下げようという努力がこの美術館には見られて、無料ゾーンと有料ゾーンの混在や託児室を備え付けていたり、とかく難解で高尚な現代アートを分かり易く伝えようとしている。
マシュー・バーニー展の展示室にある子供向けの解説なぞその際たるもので、(そんなことして変態に目覚めたりしないのか心配ですよ)その結果ここでは「アートとアートを見ている人達と私」という風景がこの美術館の存在を素晴らしいものにしているといえる。
好対照なのは地中美術館で、あの場所はその厳しい入場者制限からも分かるようにアートと1対1で対峙することが求められている。
どちらが優れているというわけでは無く、お互いキャラが立っていて素晴らしいと思います。
さて、来年7月に開館する予定の青森県立美術館はどうなっているだろうか?

2005. 8. 26建築探訪

マシュー・バーニー:拘束のドローイング展

芝生の金沢21世紀美術館も美しいよ。との声を信じて急に金沢へ。
スターウォーズepisode3を見るような気分でマシュー・バーニーの映画でも見ようかと。
—思ったら前売り買ってなかったので満席で危うく見れなくなるところに。幸い補助席がいくつか出されて無事鑑賞できた。金沢はどこに行ってもホスト精神が満ちているような気がしていたが、更に好感度がUP。マシュー・バーニーの映画は思ったより悪趣味でも無く、一種のSFとして面白かった。
2時間半もある大して抑揚も無いストーリーは、美しい儀式のシーンを見ているうちにあっという間に過ぎる。(台詞の殆ど無い映画でこんなにも眠気を誘わないのは初めてかもしれない。)映画は、捕鯨と茶道をモチーフに、日本文化を結構リサーチしたうえで変身と転生の神話的ファンタジーをつくりあげていた。以前はもっと変態的な印象を持っていたのだが、ビョークの愛で前向きな変態になったのだろうか。実際最後のラブシーンではビョーク様にリードされすぎですよ。先生。
捕鯨に関しては文化として捉えられていて西洋的な視線とは一線を画しているように思えた。あまり関連資料を読んでいるわけではないのだが最初は門前払いだった環境庁にプロットを送り続け、最終的には日新丸(捕鯨船)をまるまる使わせてもらえたとのこと。捕鯨文化の持つアニミズム的側面を知らしめる良い機会なのか、悪趣味なセンセーショナリズムと捉えられるか微妙なところだけれど。
「拘束のドローイング9」に関する展示は映画では表現し切れなかった部分が伝わる相互補完的な存在に思えた。
一人で出掛けたのだが金沢で友人に出会い、更に友人の建築家、荒谷氏のblogで同じ日に金沢に行っていたことを知り、改めてニッチな集客力に驚く。そういえばアトリエワンの塚本さんやマヤマックスさんもうろうろしてたな。
夏の21世紀美術館の感想は後日。

2005. 8. 24建築探訪

書写山

姫路で進行中のプロジェクトの第1回打ち合わせ。
お宅に伺って家具などを採寸。案は無事気に入っていただけたようで、基本ラインを発展させることに。
少し時間が余ったので近所の書写山円教寺を見て廻る。ラストサムライのロケが行われたことで有名だが、土曜日だというのに林海学校の子供達が大勢居たくらいで、彼らが宿舎(境内にある)に帰った後は人影はまばらだった。
伽藍配置や閑散とした雰囲気などが素晴らしい。蔀戸の連なりと濡縁の関係が美しい食堂。前庭は建物に取り囲まれ日本ではあまり見かけない「広場」感がある。参道から見えてくるシークエンスと眺望の良い摩尼殿。懸造カッコイイ。
麓にある宮脇壇の美術工芸館。魚眼レンズを覗いたような立面が特徴的。宮脇氏の作を見るのは初めてだがさすがに色気がある。
少し時間を使いすぎたので急いで神戸に向かい、北野町の住居1のパーティーに。今回は「みなと神戸花火大会」を眺めるパーティーを催すとのことでのお誘い。美味い食事とワインを頂きながら花火鑑賞。贅沢だ。この日の為に増設したといっても過言ではないクーラーは効きすぎるくらい効いていた。竣工から約8ヶ月。大体の四季を経て、細かなバグ取り(気になる点の修正)も終わって空間が落ち着いてきた。

2005. 8. 6建築探訪

西脇の集会所

久し振りに西脇の集会所に。思ったより綺麗に使われていて感謝。

木製建具のみ雨がかかる部分が変色していた。材はヒバで木製建具の材としては最高級といっても良いのだが、割と変色が目立つので考え物だな。着色して使うようにした方がいいのか。。

帰りに加西の富久錦の酒蔵に立ち寄って一服(一献?)。あいかわらずGRAPH北川一成のデザインはうつくしく、酒はおいしい。調子に乗ってたくさん試飲してしまった。近所ではあまり見かけないのを何本か購入。

2005. 7. 17建築探訪

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